【甲子園】慶応・延末 「大好きだった」広陵から5打点 7歳まで広島で育つ

[ 2023年8月17日 05:30 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第10日3回戦   慶応6―3広陵 ( 2023年8月16日    甲子園 )

<広陵・慶応>延長タイブレーク10回2死満塁、慶応・延末は右前2点適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 憧れだった広陵(広島)を相手に大暴れだ。2安打5打点で勝利に貢献した慶応(神奈川)の延末藍太(3年)は「5番の役割をしっかり果たせた」と心地いい汗を拭った。

 7歳まで広島で育った延末にとって「大好きだった」という広陵。初回は2死二、三塁から左前に先制2点打。延長10回は1点を勝ち越し、なおも2死満塁で右前2点打を放ち「最高でした」と喜んだ。10回は選抜に続くタイブレークで無死一、二塁から始まり、森林貴彦監督は強攻策に出た。先頭の1番・丸田湊斗(3年)も右前打で応え、指揮官は「1番から始まるというのは“打たせる”っていう神様の啓示だと思って」と振り返った。

 延末の兄・勧太(日体大2年)も21年夏に横浜で甲子園に出場し、同じ広島代表の広島新庄から勝利。103年ぶりのベスト4入りへ向けて「次もチームを勝たせたい」と頼もしかった。(村井 樹)

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