ソフトB・有原 痛みに耐えて5勝目!!オリ由伸にまたまた勝った

[ 2023年8月17日 07:10 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―2オリックス ( 2023年8月16日    京セラD )

<オ・ソ>好投する有原(撮影・後藤 正志)
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 痛みに耐え、リードを守り抜いたソフトバンク・有原が、5勝目を手にした。7回まで5安打1失点と好投していたが、3―1の8回無死、野口に1ボール2ストライクから投じたチェンジアップを捉えられた強烈な打球がグラブをかすめた後、右腕に直撃。志願の続投で1点差に迫られ、なお2死二塁では紅林に左前打を許したが、左翼・近藤の好返球で同点は阻止した。

 「打球は全然、大丈夫。グローブに当たっているので。最後は守備に助けられた。きょうは近藤にありがとうと言っておきます」

 8回8安打2失点。113球の力投だった。8日の楽天戦では制球が定まらず6回で120球を要したが、1週間で修正。「キャッチボールからフォームを意識して取り組んできた」と基礎から見直して結果を出した。

 台風7号の影響で15日のオリックス戦が中止となり、今季4度目となる山本との対決が巡ってきた。「最高の投手だと思うし、そういう投手に勝っていきたいと思っている」。リスペクトするからこそ、全身全霊でぶつかる。その結果が3勝1敗。同一シーズンで大エースに3勝を挙げた初の投手となった。11勝でハーラーダービートップを走る右腕の負け数5のうち、半分以上をつけている。

 首位オリックスの背中は見えないほど、遠くにある。自力優勝の可能性も消滅している。ただ、日本一になる道はそれだけではない。“山本キラー”の存在は仮に優勝を逃したとしても、CSで相手の脅威となる可能性は十分にありそうだ。

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