ソフトB・大関　内定の1軍登板へファームで「一からつくり直さないといけないという気持ち」

遠投で調整するソフトバンク・大関
Photo By スポニチ

　ソフトバンク・大関が15日、福岡県筑後市のファーム施設で2軍に合流し、遠投などの調整を行った。13日に出場選手登録から外れたが、ファーム調整は期間限定。再登録が可能となる23日以降に再昇格して1軍で登板することが内定している左腕は「一からつくり直さないといけないという気持ちでいる。今までのやり方にこだわり過ぎずにやりたい」と話した。

　“ニュー大関”をつくるため、1軍を離れる前に藤本監督と対話し、王貞治球団会長には自分から助言を求めた。「王会長との話で新しい価値観が出てきた部分がある。次の登板までに少しでも形にしたい」。この日も2軍のコーチ、選手、トレーナーらと話し、浮上のきっかけをつかもうと必死だった。

　6月以降は未勝利と苦しむ左腕は「進んでいくしかない、やるしかないと思った時、人に聞くしかないと思った」と話した。“聞き魔”になって得たアドバイスを生かし、不振から脱出する。　（森　寛一）