【甲子園】日大三・二宮士　大会記録の8打数連続安打に1本届かず「もう1本打ちたかったのが本音」

第105回全国高校野球選手権記念大会第9日2回戦   日大三3－1鳥栖工 （ 2023年8月14日    甲子園 ）

＜日大三・鳥栖工＞3回2死一塁、日大三・二宮は右前打を放つ（撮影・北條　貴史）
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　日大三（西東京）が鳥栖工（佐賀）との接戦を制し、5年ぶりに16強に進出した。主将・二宮士（3年）は同点打を含む5打数4安打。9回の第5打席で左飛に倒れ、夏の甲子園の連続打数安打記録にあと1届かなかったものの大活躍で勝利に貢献した。

　二宮は先制された直後の初回1死二塁から左中間へ適時二塁打を放ち、すぐさま同点とし「初戦はあの場面で自分が打てなくて点が取れなかったので、2回戦は自分のスイングをして1点返そうと思っていた」とうなずいた。

　3回の第2打席も右前打を放つと、5回の第3打席は中前打。7回の第4打席も中前打を放ち、初戦・社戦では3回の第2打席から3打数連続安打をマークしていたため、これで7打数連続安打となり「たまたま詰まった打球もヒットになってくれた」と謙遜。
9回の第5打席で安打を放てば、8打数連続安打となり、夏の甲子園の大会記録に並んだが、惜しくも左飛。あと1つ届かず「最終回にもう１本打ちたかったのが本音です」と白い歯を見せた。

　それでも甲子園で7安打と好調な要因について「小倉前監督に“お前はパワーあるんだから引きつけて打っていけ”と。1試合目終わった後も“突っ込んでいたのでもう少し我慢して打っていけばもっと良い打球が出る”とアドバイスいただけたので良かったです」と小倉全由前監督からの助言を明かし、スタンドで観戦した前指揮官に「三木さん（現監督）に2勝目を届けられたので、それを報告できます」と胸を張った。

　次戦は日大山形、大垣日大を倒したおかやま山陽（岡山）と対戦する。「引き続き自分たちの野球をして三木さんに1勝でも多くプレゼントしたいです」と意気込んだ。