阪神 今季最長5時間16分の劇的サヨナラ!夏のロード球団最長9連勝 延長12回佐藤輝が自身初の劇打

[ 2023年8月12日 23:20 ]

セ・リーグ   阪神4-3ヤクルト ( 2023年8月12日    京セラD )

<神・ヤ>延長12回無死満塁、サヨナラの犠飛を放った佐藤輝(右)は歓喜のウオーターシャワーを浴びる(撮影・平嶋 理子)
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 阪神が12日のヤクルト戦でサヨナラ勝ちし、9連勝を達成した。夏の長期ロードでの9連勝は、1952年のフランチャイズ制以降では最長記録となった。

 また、5月20日から30日にかけて9連勝して以来、シーズン2度目の9連勝。これは1937年秋(14連勝と9連勝)以来、球団では86年ぶりの快挙となった。

 8連勝中の阪神は初回、先頭・近本の四球を足がかりに、大山の遊ゴロとノイジーの右前打で幸先よく2点を先制。きっちりと機先を制した。

 だが先発・青柳がピリッとしない。2回2死満塁から投手・サイスニードに押し出し四球を許すと、4回も先頭・サンタナの右二塁打から暴投で同点に追いつかれた。5回は宮本に右犠飛を浴び、2―3とついに勝ち越しを許した。

 それでも粘った。6回、1死から佐藤輝の四球とノイジーの中前打で一、三塁とすると、坂本のセーフティースクイズが投手・大西の犠打野選を誘って三走・佐藤輝が同点の生還を果たした。

 そして延長10回。岩崎が1死満塁のピンチで山田、中村を連続三振で切り抜けると、同12回だった。ヤクルト8番手の田口から無死満塁の好機をつくると、最後は佐藤輝がサヨナラ犠飛を放って決着。地鳴りのような大歓声が巻き起こり、歓喜の輪に包まれた。佐藤輝は、プロ入り後、初のサヨナラ打となった。

 午後6時3分開始の試合は、午後11時19分に終了。5時間16分の大熱戦で、両リーグを通じて今季最長試合となった。

 佐藤輝は「試合を終わらせることができてよかったです。最高の結果。前の打者がつないでくれたので決められた」とお立ち台で喜んだ。

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