巨人・原監督 コンタクトを外して指揮の理由を語る「半眼的な形で勝負に」「自分で風景を変えてみようと」

[ 2023年8月12日 17:32 ]

セ・リーグ   巨人5―1DeNA ( 2023年8月12日    東京D )

<巨・D>声援に応える原監督(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の山崎伊織投手(24)が12日のDeNA戦(東京ドーム)に先発し、7回2/3を投げ3安打1失点の好投で9勝目を挙げた。チームの連敗は4で止まった。3位のDeNAとの差を再び2ゲーム差とした。

 打線も0―0の5回にブリンソンの左翼線適時二塁打などで3点を先制。さらに8回には坂本の左中間14号2ランで突き放した。

 試合後の原辰徳監督の一問一答は以下の通り。

 ――山崎伊のナイスピッチング。
 「いや、もう、あの、見ての通りね。彼らしい投球ができたということですね。ナイスピッチングでした」

 ――前回(5日広島戦)は悔しい登板。変化は。
 「なんかこう、あってはいけないんでしょうけど、マウンドがマツダで、ちょっと苦手意識を持っているようなところがありますのでね、そういう意味ではきょうは良かったんじゃないでしょうかね」

 ――8回2死での交代の判断は。
 「うーん、まあいろんな、総合的にね、見て、少し何て言うんでしょうね、リリーフ陣がちょっと不安な状況になりつつあるという部分でね、あそこはブルペン陣に託そうというところでね、伊織に伝えてね“分かった”というところでした」

 ――ブリンソンの先制二塁打について。
 「たまに打ってくれるんですね(笑)。いつでも打ってほしいなとは思っております。大いに期待して、守備という点では守れる人なので、何かいいきっかけになってくれるとね、いいなと思いますね」

 ――坂本も連敗ストップを確信づける本塁打。
 「そうですねえ、連敗しているとはいえ、非常にみんな緊張感を持ちながらね、戦っていると。ただ、やっぱり勝負ってどっちかに(勝利が)つくわけでね。その部分、相手にやや上回っているという中でね、まあでもきょうは、そういう意味では決定感のある勇人の2ランだったと思いますね」

 ――厳しい戦いが続く
 「いやあ、ねえ。きょうは少しぼんやり見てみようと、風景をね。いつもコンタクトを入れているんですけど、入れていなかったんですよね。あすも入れずにいってみようかなと思って。まあ、あの、何でもチームがいい方向に働くように、全員がそういう気持ちであすに向かうという風に思います」

 ――攻撃で大城卓のバントからいい流れ。
 「と思いますね。まあでも、あそこまでそこそこ、このところ行くけれどもというところがあってね。そういう意味ではブリンソンがあそこで打ってくれたというのは大きいと思います」

 ――梶谷も。
 「いやいや、あれも2死から。非常に大きかったですね」

 ――吉川が好守連発。
 「いやいや、もう、見ての通りですね。非常に素晴らしい、だいぶ、だからと言ってきょうはヒット1本に終わった。打たなくていいわけじゃないんだけど、非常に価値ある守備力ですね」

 ――大城卓のリードも良かったのでは。
 「どうですか?そういう風に、じゃあ、お願いします」

 ――いろいろバッテリーで工夫したのでは。
 「いやあ、そりゃあそうでしょう。」

 ――コンタクトを入れなかったのは、あえてなのか、忘れたのか。
 「いやいや、あえて、あえて。何というのか、はっきり世の中って、見るっていうことよりもね、少し、何というかな、自分の中で、半眼的な形で勝負に臨んでみようかなと思いました」

 ――どう見える?
 「あのー、それは僕にしか分からない。言葉で言うとそういうことです。よく半眼という言葉をよく使う、武士なんかはあるじゃないですか。それをちょっと自分の中でね、見えすぎることによって、という、そこをちょっと自分で風景を変えてみようと思いました」

 ――過去にある?
 「まあ、コンタクトかメガネだからね」

 ――山崎伊はいけるけど、リリーフをというところ?
 「あそこは2死ランナーなしにしてくれたという意味でね。高梨は、大事な投手だし、このところ少しね、うん、不安を感じているところが、高梨だけじゃなくてね、そういう意味ではやっぱりリリーフなくして、ペナントを戦うというのは非常に難しいことでね。リリーフの力、もちろん先発が完投をしてくれればそれがいいけれども、そうはいかないのでね。そういう意味では山崎伊がいいバトンを渡してくれたと思いますよ」

 ――船迫が新人らしからぬ落ち着き。
 「いやいや、このところ全く無傷なのは彼なのでね」

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