巨人ブリンソン「必死に走りました」 先制適時二塁打にヘッスラ生還 原監督の“喝”から変身

[ 2023年8月12日 17:01 ]

セ・リーグ   巨人5―1DeNA ( 2023年8月12日    東京D )

<巨・D>5回、梶谷の適時打で本塁にヘッドスライディングするブリンソン(撮影・木村 揚輔)
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 巨人は12日、東京ドームでDeNAと対戦し、5―1で勝利して連敗を4で止めた。ルイス・ブリンソン外野手(29)が先制の左翼線適時二塁打に鍬へヘッドスライディングを見せるなど、気迫のプレーでチームをけん引した。

 4回までDeNA先発の平良にわずか1安打に抑えられていたが、5回に先制機が訪れた。先頭の秋広が左前打、続く長野が四球でつなぎ、大城が一犠打を決めて1死二、三塁。ここでブリンソンが左翼線2点二塁打を放ち、両手を叩いて喜んだ。さらに2死二塁から梶谷の中前打で二塁走者のブリンソンが本塁へヘッドスライディングで生還した。

 ブリンソンは9日の阪神戦で0―0で迎えた5回の第2打席で中堅フェンス直撃の大きな飛球を放ちながら、本塁打と思い込む“確信歩き”で全力疾走を怠り、単打にするまさかのボーンヘッド。試合後、原辰徳監督からは「あの、なんていうか、申し訳ないね。これ、我々の指導不足だね。あれはもう、ほんとに、志す少年たちに対して、全ての野球人に対して、なんていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでしたね」と厳しいコメントが飛び出した。その後は全力疾走が続いている。3回の第1打席の遊撃内野安打でも必死に走って安打にした。

 試合後、お立ち台でブリンソンは「先発の山崎が完璧な投球をしていたので、走者を還すことだけを考えた。ちょっと真ん中にきた真っすぐだったが、うまく反応できた。(ヘッスラ生還は)自分も必死で走りました」と語った。

 試合後、原監督も「たまに打ってくれるんですね。いつでも打ってほしいなと思っている。守備という点では守れる人。何かまたいいきっかけになってくれればいいね」と目を細めた。

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