本当に価値ある1勝 決勝打の阪神・糸原が2軍選手の思いを背負ってプレーするワケ

[ 2023年8月12日 06:50 ]

セ・リーグ   阪神2-1ヤクルト ( 2023年8月11日    京セラD )

<神・ヤ>8回1死一塁、適時二塁打を放った糸原(左)を迎えるナイン (撮影・奥 調)
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【記者フリートーク】 プロで7年のキャリアを積んできた糸原には、グラウンドでプレーする上での大事な“決まり事”がある。

 「自分はスタメンじゃないベンチにいる選手、2軍で悔しい思いをしている選手の思いも背負ってやっているつもり。そこは、ずっと変えていません」

 レギュラー、ベンチスタート、ケガ…これまでのキャリアで自身もさまざまな経験をしてきた。当然、充実感、悔しさも知る。1軍の舞台でスタメンとしてコールされるのは1日9人のみ。その裏には、日の目を見ない多くの選手たちのさまざまな感情が渦巻いている。

 だからこそ、試合に出る前の段階で「準備を怠ることなんてあり得ない」とうなずき、たとえベンチスタートでも、チームの勝利のために声を出す。そんな選手が勝負を決めた夜。タイガースは価値ある1勝を手にした。(阪神担当・遠藤 礼)

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