山本由伸はメッツの新プランに最もフィットする投手 大谷翔平同様に、コーエンオーナーが獲得に動く

[ 2023年8月12日 08:38 ]

オリックス・山本由伸
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が11日(日本時間12日)、「メッツはこのオフのFA市場で黙っていないし、バファローズの山本由伸が一番合っているかも」と報じている。

 ビリー・エプラーGMがマックス・シャーザーをトレードする前に、シャーザーに「このオフはFAの大型補強はないし、優勝争いをするのは早くて25年、おそらく26年だ」と説明したそうだが、球界関係者はスティーブ・コーエンオーナーが黙っているとは考えていない。

 メッツがやらないのは30代後半、ないしは40代になった、後に殿堂入りする投手に大型契約を与えること。それはうまく行かないと身を持って知った。しかし球団の考え方について聞いている関係者によると、メッツはFA市場でお金を使い続けるし、新プランでは、25年以降のために今育成している若手有望株たちと、一緒に戦えるFA選手を狙っていくという。ゆえに、29歳になったばかりの大谷翔平は依然どうしても欲しい選手だし、仮に13年総額6億5000万ドルを払ったとしても、そんなことはしないと言っていたのにとコーエンに抗議すべきではない。

 一方でアーロン・ノーラ、ブレイク・スネルといった既に30代の先発投手に長期契約を与えるかどうかは疑問だ。そんな中、メッツの新プランに一番合っているのはオリックス・バファローズの山本由伸だとローゼンタール記者は指摘する。

 エプラーGMは山本をワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で見ただけでなく、今年もシーズン中に日本に行って、球場で直に調査した。素晴らしい投手だが、何よりも良いのはこの8月17日に誕生日を迎えても、まだ25歳と若いこと。

 今回のシャーザーとジャスティン・バーランダーのトレードで、ルイサンヘル・アクーニャ内野手(21)、ドリュー・ギルバート外野手(22)、ライアン・クリフォード外野手(20)の3人の若手有望株を獲得したが、彼らが24年から26年の間にメジャーに上がってくる時でも、山本はまだ先発投手として最盛期にいる。だからこのオフの一番のターゲットになるのである。

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