【甲子園】土浦日大・小菅監督 クーリングタイムに「理学療法士さんも修正…前回ほどの窮屈さなかった」

[ 2023年8月12日 17:51 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会   土浦日大3―0九州国際大付 ( 2023年8月12日    甲子園 )

<九州国際大付・土浦日大>勝利した土浦日大ナイン(撮影・藤山 由理)
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 全国高校野球選手権大会第7日は12日に2回戦が行われた。第3試合で登場した茨城代表の土浦日大は、九州国際大付(福岡)に3-0で勝利し今大会2勝目。甲子園2勝は同校初で、3回戦進出を決めた。次戦は専大松戸と対戦する。土浦日大・小菅勲監督の一問一答は以下の通り。

 ――今大会2勝目。

 「自分たちの実力を発揮できて良かった」

 ――3投手の継投。

 「計画通りの継投。ゼロで抑えた投手だけでなく捕手も含めて、大舞台で本当にいいピッチングをしてくれた」

 ――先発は小森。

 「今夏、県大会では調子が悪かったが、徐々に調子を上げてきていた。元々エースの素養はある投手なので、自分の実力を発揮しろと、楽しめと繰り返し言った。内容は良くなく何とか5回まで持ちましたけど、自分のピッチングができたのでは」

 ――代打で交代。

 「指のかかり、ボールのばらつきが気になったので。ボールが指にかかった投手を投げさせたいと思い、伊藤、藤本と継投した」

 ――守備ではノーエラー。

 「正面をついたライナーを2人で取ったり、皆でボールを一生懸命追いかけたり、全員で守れたことが勝利につながった」

 ――大井がホームラン。

 「相手投手の対策をした時にうまくインコースを捌いていたので、ヒットは出るかなと思ったがまさかホームランとは。うれしい誤算です」

 ――7回に追加点。

 「伊藤が3者凡退に切って、流れを持ってきた。守備からリズムをつくって、打線が上手く続いてくれた」

 ――選手の成長ぶり。

 「全員で戦う姿勢ができた。勝ち抜くために戦力の層を厚くしてぶつかっていきたい」

 ――土浦日大初の甲子園2勝。

 「皆さんに支えていただいて、勝利につながった。歴史を塗り替えられたのはうれしい」

 ――小森の起用理由。

 「調子が良かった。彼の調子が上がるのを待っていたので。大阪に来て調子を上げてきていたので、甲子園のマウンドに上げたいと思った」

 ――殻を破れたか?

 「もう少しですね。まだ力はあると思うので、次回投げたときは彼の本来の実力を出してほしい」

 ――7回は足を絡めた攻撃。

 「きれいな当たりが少なかったですし、足を絡めながら得点しようと皆で話し合った結果です」

 ――先発投手の起用で裏をかく意図はあったか。

 「ありません。自分たちの中ではセオリーに近い。前回が藤本、本来はエースの素養がある小森をと思った。正攻法です」

 ――次戦は専大松戸。

 「練習試合ではいつもお世話になってます。毎年、戦わせてもらっているので、だいたい、こういう野球かなっていう想像はつきますが、強いですよね」

 ――印象は。

 「投手もしっかりしているし、打線がなかなか空振りしない印象。こちらも粘り強く戦いたい」

 ――小森の継投。

 「選手にも相談したが、内容が私としては納得できなかった。制球が良い投手じゃないと後半はまずいと思ったので」

 ――元々5回までの想定?

 「県大会の準決勝以来の登板なので5回までいってくれたらいいなという感じだった。御の字です」

 ――クーリングタイム。

 「理学療法士さんも修正してくれた。冷やしすぎないようにしたり、体を動かしたり前回ほどの窮屈さはなかった」

 ――クーリングタイムが投手起用のきっかけに?

 「自分は頭から変えるタイプ。それが投手にとって親切だと思う。途中から行くのはきついですから。5回のイニングまたぎを見ていてもきついので」

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