貯金20超の余裕？阪神・岡田監督の大胆継投　8回に4投手送り込み「四球オーケーで、本当に四球やった」

セ・リーグ   阪神2－1ヤクルト （ 2023年8月11日    京セラD ）

＜神・ヤ＞8回に3番手で登板した岡留　（撮影・奥　調）
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　阪神・岡田監督が大胆な継投をした。同点の8回2死二塁、強打者の山田を迎え、島本に代えて2年目の岡留を投入した。プロでの登板は、7月4日の広島戦1試合のみ。それも敗戦処理しか経験していないサイド右腕を接戦で使えるのは、貯金20超の余裕があるからか。

　結果は四球。ここからは小刻みなリレー。村上には左腕の及川。四球で満塁になると、この回4人目となる馬場もつぎ込み、無失点で切り抜けた。

　ピンチを広げた2投手について、指揮官は一切不問。「馬場以外は四球オーケーで行けって言ったから。ほんなら本当に四球やったけどね」。ケラーが家庭の事情で帰国。前の試合まで3連投の加治屋をベンチから外したことが、珍しい形のリレーにつながった。苦しい台所事情でつかんだ1勝は価値がある。