阪神・岡田監督もビックリ「まさかあんなピッチングするとは」　ビーズリー中5日で5回零封、交代機逸する

セ・リーグ   阪神5－2巨人 （ 2023年8月9日    東京D ）

＜巨・神＞　5回2死、一ゴロに倒れたビーズリー（左）はグリフィンに声をかけられ笑顔（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　中5日で先発した阪神・ビーズリーが、5回68球を投げて3安打無失点と好投。「（中5日のため）今日はもう3回でいいと思って3回で桐敷に代えようと思っていた」との岡田監督の思惑を、いい意味で裏切った。

　「しっかり5回までは投げ切りたいと思っていた。球数は意識していたところもあったので、スムーズに投げることができて良かった」

　力強い直球に、曲がり幅の大きな「スイーパー」、フォークの切れ味も抜群。5者連続を含む7奪三振で、巨人打線を封じ込めた。

　「自分がやることはチームの勝利に貢献すること。クローザーをやれと言われたらやりますし、クリーンアップで打てと言われたら、それも自分の役割だと思っている。チームに求められていることをやることが、ここにいる理由」。

　頼もしげに語った助っ人右腕を、指揮官も「まさか5回まであんなピッチングするとは思っていなかった。一回、間隔を空けますけど、当然戦力として、ローテーションの投手として力あると思う」と称えた。（阪井　日向）