大谷翔平は6回3安打1失点 自身の申告敬遠から打線が逆転 史上初2年連続2桁勝利&本塁打の権利ゲット

[ 2023年8月10日 12:12 ]

インターリーグ   エンゼルス-ジャイアンツ ( 2023年8月9日    アナハイム )

<エンゼルス・ジャイアンツ>2回、先制点を許し厳しい表情の大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は9日(日本時間10日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・投手兼DH」で先発。6回3安打1失点と好投。0-1の6回裏に打線が4点を奪い、勝利投手の権利を得た。

 2回1死二、三塁から中犠飛で先制点を許した大谷。序盤こそ細かな制球に苦しみカウントを悪くして球数がかさむ場面が目立ったが、4回以降は立ち直った。

 6回無死一塁から相手4番・ピダーソンへの1球目、カーブを投じた際、マウンド上で滑るような仕草を見せ、水原一平通訳やトレーナーらが慌てて駆けつけたが投球を続行。ピダーソンを4-6-3のニゴロ併殺に仕留め、続くデービスを三ゴロに打ち取った。

 その裏、0-1の6回に先頭・レンヒーフォが二塁打でチャンスメークすると、大谷は申告敬遠で勝負を避けられた。大ブーイングが沸き起こる中、ドゥルーリーが左前に同点打。さらにムスタカスに勝ち越し3ランが飛び出し、この回、一気に逆転に成功。大谷は勝利投手の権利を持って、2番手・ソリアーノにマウンドを託した。

大谷が勝利投手となれば今季10勝目となり、「野球の神様」ベーブ・ルースも成し得なかった史上初2年連続の「2桁勝利&2桁本塁打」となる。

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