兵庫勢16年ぶりの初戦零敗 大粒の涙も…社・高橋「力は出し切れた」春からの成長見せた

[ 2023年8月10日 05:00 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会第4日1回戦   社0-3日大三 ( 2023年8月9日    甲子園 )

<日大三・社>社の先発・高橋(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

 完全燃焼の夏だった。苦しくも、楽しかった3年間を思い返して大粒の涙を流したが、悔いはない。背番号1を背負う社のエース・高橋大和は6回2/3を3失点と粘投。味方打線が2安打に封じられ、兵庫勢では07年報徳学園以来16年ぶりの初戦零敗を喫したが、「力を出し切って終われたので良かった」と、充実感を漂わせた。

 強力打線を相手に、粘り腰を発揮した。幾度となく得点圏に走者を背負いながら、最速143キロの直球を武器に何度も耐えた。「しっかりと指にかかった力強いストレートを投げられるようになってきた」と収穫を得て、最後の夏を終えた。

 今春選抜では、先発して8回5失点。悔しさを胸に再び戻ってきた聖地に、確かな成長を刻みつけた。 (山手 あかり)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年8月10日のニュース