巨人の猛反撃及ばず…9日にも自力V消滅 菅野が背信の3回途中5失点KO 岡本和6戦9発31号も空砲

[ 2023年8月8日 21:35 ]

セ・リーグ   巨人6―7阪神 ( 2023年8月8日    東京D )

<巨・神>3回、西純に適時打を浴び盛り上がる阪神ファンを背に降板する菅野(撮影・会津 智海)
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 巨人は必死の反撃も1点及ばず、首位阪神に敗れて連勝ならず。DeNAが勝ったため、43日ぶりの3位浮上からわずか1試合で再び4位に転落した。

 これで阪神との今季対戦成績は4勝10敗1分けと大きく負け越し。あす9日の直接対決にも敗れると、自力Vの可能性が消滅する。

 1カ月ぶりとなる今季3勝目を目指して先発マウンドに上がった菅野が3回もたずに5失点KOされ、大黒柱の坂本も3回で負傷交代。

 嫌なムードのなかで始まった試合だったが、38歳の長野が巨人では6年ぶり2戦連発となる3号2ランを4回に放って反撃ののろしを上げると、6回には主砲・岡本和が今季2度目の3戦連発&直近6戦9発目となる31号2ランを放って5点ビハインドから1点差に迫った。

 4―5で迎えた8回には4番手左腕・高梨が相手ドラフト1位ルーキー森下に痛恨の2ランを被弾して4―7とされたが、その裏、先頭・吉川が四球で出塁。坂本の代役・中山が右前打でつなぐと、秋広の左前適時打と岡本和の左中間への適時二塁打で2点を返して再び1点差としたが、及ばなかった。

 1点を追う9回には相手6番手左腕の守護神・岩崎に対し、1死から中田翔がストレートの四球で出塁。2死後、代打・梶谷が中前打して一、二塁とチャンスを広げたが、秋広が岩崎の外角低め直球に手が出ず、見逃し三振で試合終了、岡本和に打席を回すことはできなかった。

 この結果、4位に再転落した巨人は、9日の阪神戦も敗れると自力Vの可能性が消滅する土俵際に追い詰められた。なお、9日は巨人がグリフィン、阪神はビーズリーが予告先発投手として発表されている。

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