【甲子園】宇部鴻城・尾崎監督 佐々木麟は「私の知ってる高校生の中では歴代№1と思って」内角攻め徹底

[ 2023年8月8日 11:35 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   花巻東4-1宇部鴻城 ( 2023年8月8日    甲子園 )

<宇部鴻城・花巻東> 土を集める宇部鴻城ナイン (撮影・亀井 直樹)
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 第1試合は4年ぶり3度目の出場となった宇部鴻城(山口)が4年ぶり11度目の出場となった花巻東(岩手)に敗戦。3度目の出場で初めて初戦敗退となった。

 先発・浅田真樹(3年)が4回、佐々木麟太郞に先制打を許すなど3失点。5回にも1点を失い、この回途中に降板した。打線も相手先発・小松龍一(2年)を攻略できず、6回まで10三振。4点を追う9回1死一、二塁から5番・小林直也(3年)の右前適時打で反撃も及ばなかった。

 試合後、尾崎公彦監督は相手先発・小松について「低めですよね。映像と同じような感じだったんですけど、低めの見極めが困難で序盤、簡単に投げさせ過ぎたのが、後半なんとか捉えはじめたけど、ちょっと遅かったかなと」と悔しがった。それでも9回に意地の1点を奪い「宇部鴻城の野球を最後、粘り強さ、“9回は自分たちのために応援してくれる人のために1点もぎ取ろう”と。見事取ってくれた。よく3年間頑張ってくれた」と選手たちをねぎらった。

 先発した浅田については「ファーストストライクは取れた。その辺はよかったけど、ここぞという場面で予選はもう少し落ちついていたけど、(5回の)右中間持っていかれた安打はファーストが空いてながら、インコース甘めに入ったりとか彼らしくないところもあったかかなと」と振り返った。

 佐々木麟を筆頭に相手中軸には内角攻めを貫き「3、4、5番に関しては大きくストライクゾーンを使うようにと。簡単にストライクを欲しがらないようにと思って、インコース厳しいところも必要だったと思います。最後のインコースをもう少し厳しくいって欲しいところを甘くなって痛打されたかなと思います」とし、3安打を許した佐々木麟を「私の知ってる高校生の中では歴代№1と思って勝負に臨みました。振り遅れても内野の間を鋭い打球が抜けていくあたり、内野陣も外野陣も戸惑いがあった」と評価した。

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