【甲子園】反骨の徳島商・森煌「みんな相手が勝つと予想していたと思う」 夏1勝導く1失点完投

[ 2023年8月8日 05:30 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   徳島商2―1愛工大名電 ( 2023年8月7日    甲子園 )

<愛工大名電・徳島商>9回、愛工大名電の最後の打者を抑えて雄叫びを上げる徳島商・森煌(撮影・岸 良祐)
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 徳島商(徳島)の最速149キロ右腕・森煌誠(こうだい)が、10奪三振で1失点完投勝利を挙げた。「みんな相手が勝つと予想していたと思う。最少失点で抑えられたので良かった」。初回に2安打を許して先制点を献上したものの、2回以降は3安打と修正。自慢の直球に加え、カーブやスプリットを駆使した。

 高校入学と同時に投手に本格転向し、投手歴2年半で四国No・1右腕にまで急成長。徳島大会では全5試合45イニング、593球を1人で投げ抜いた。甲子園初戦は111球。最後の打者に、この日最速147キロを計測して沸かせた。「投手が何枚もいて継投ができるチームはうらやましい。でも一人で投げたい気持ちは強いし、投げさせてもらえてありがたいです」。プロ注目の鉄腕が11年以来12年ぶりの夏1勝をもたらした。(河合 洋介)

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