巨人・中田 地元・広島で「詰まった一日」300号 特別な日「8・6」に代打で史上45人目快挙

[ 2023年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人13-0広島 ( 2023年8月6日    マツダ )

<広・巨>8回1死二、三塁、代打・中田は左越えに通算300号となる3点本塁打を放つ(撮影・奥 調)
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 広島出身の巨人・中田翔にとって、8月6日は特別な一日。家族も見守る前で、史上45人目の通算300号をマークし「生まれ育った場所で、支えられている家族の前で打てたことはうれしかった。広島ファンの方から拍手をいただいたり、個人的には、詰まった一日だった」と言った。

 7―0の8回1死二、三塁の場面で代打で出場。河野の146キロ直球を左翼席へ12号3ラン。王手から29打席目のメモリアル弾だった。5月に右太腿裏の肉離れで離脱し、復帰後も背中を痛めるなど満身創痍(そうい)の中でのプレーが続く。代打起用が増えているが「スタメンでの4打席と代打での1打席は全然違う。1打席でいかに自分の気持ちを出せるか」を考えながら試合に臨む。

 ベテランの中島、長野、亀井打撃コーチらに代打の心構えを聞き、集中力を高めて放った節目の一打。原監督も「一生懸命練習しているし、結果が出たというのは彼にとってもチームにとっても大きい」と称えた。(川島 毅洋)

 ≪平成生まれ初≫中田翔(巨)が6日広島戦の8回に代打で今季12号を放ち、通算300本塁打を達成した。プロ野球45人目。初本塁打は日本ハム時代の10年7月20日ロッテ戦で大嶺から。通算1677試合での到達は歴代8位のスロー記録。なお、中田翔は89年(平元)4月22日生まれ。過去の44人はいずれも昭和生まれで、平成生まれは中田翔が初めて。

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