ソフトB・今宮　明豊時代ほうふつ一発！今季初右投手から右方向へ6号「コンパクトにミート心がけた」

パ・リーグ   ソフトバンク6－1日本ハム （ 2023年8月6日    エスコンF ）

＜日・ソ＞6回、ソロを放つ今宮（撮影・高橋　茂夫）
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　1点差の6回1死だった。ソフトバンク・今宮は日本ハムの2番手右腕ロドリゲスの153キロツーシームをコンパクトにつかまえた。剛球に逆らわず、右方向へ。ほしかった次の1点をもぎ取る右越え6号ソロだった。

　「ロドリゲスは球を動かしてくる。とにかくコンパクトにミートすることを心がけました。いいスイングでコンタクトすることができた結果が、ホームランとなってくれた」

　試合前までの5本塁打はオリックス・宮城、田嶋やロッテ・小島らすべて左投手からだった。さらに5本とも左方向。「（左投手だけだったのは）たまたまだと思います。右が嫌いとか左が好きもない」と今宮は言うが、8回1死二塁ではこれまた、右投手の石川からリードを3点に広げる左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。もうひと伸びあれば柵越えの快音だった。

　「下位打線が打てばこういう展開になる。そこは自分も理解しながら、やってきているつもり」と「7番」として2試合連続マルチ安打で連勝に貢献した。この日、夏の甲子園が開幕した。明豊では遊撃手として春夏合わせ3度甲子園に出場し、高校通算62本塁打に加え、最速154キロの投手でも活躍した背番号6。もう14年前になるが、あの鮮烈な夏の記憶を呼び起こさせるようなアーチだった。