メジャーで珍記録 デビュー最初の2球で連続被弾 ここ50年間で初めて

[ 2023年8月7日 15:20 ]

デビュー戦の最初の2球で2本塁打を喫したレッズのリチャードソン(AP)
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 メジャー・デビューを果たした新人投手が最初に投じた2球をいずれも本塁打にされるという“珍事”が、6日にシンシナティ(オハイオ州)で行われたレッズ対ナショナルズ戦で起こった。

 打たれたのは2018年のドラフトで2巡目(全体47番目)に指名されたレッズ先発のリオン・リチャードソン(23)で、メジャー初登板&初先発となったナショナルズ戦の初回、初球の95マイル(約152・9キロ)の速球を先頭打者のCJ・エイブラムス(22)に右越えに運ばれてしまった。

 さらに2番のレーン・トーマス(27)にも96マイル(約154・5キロ)の初球を中越えに運ばれ、デビューから投げた“最初の2球”で連続被弾を喫した。

 結局リチャードソンは3回を4安打、4失点で敗戦投手。メジャー・デビューから投じた最初の2球でいずれも本塁打を喫したのはここ50年以上、記録に残っておらず、メジャーでは半世紀近くなかった〝レアケース〟となった。

 ナ・リーグ中地区2位だったレッズは3ー6で敗れ、6連敗で59勝55敗。ゲーム差なしながらカブス(58勝54敗)と入れ替わって3位に順位を落とした。

 ナショナルズは49勝63敗。今季初の4連勝を飾っている。

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