愛工大名電・笹尾 投手戦に敗れ「自分の実力不足で勝たせることができなかった」声震わせながら振り返る

[ 2023年8月7日 20:52 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   愛工大名電1-2徳島商 ( 2023年8月7日    甲子園 )

<愛工大名電・徳島商>初戦敗退に涙が止まらない愛工大名電・笹尾。右は倉野監督(撮影・北條 貴史)
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 第105回全国高校野球選手権記念大会第2日が7日、甲子園球場で行われた。第4試合では3年連続15度目出場で全国最多173チームの代表である愛工大名電(愛知)と、12年ぶり24度目出場の徳島商(徳島)が対戦。前回大会8強の愛工大名電は惜敗で初戦で姿を消した。

 先発マウンドに上がったエースの笹尾。8回途中2失点と好投するも相手先発・森煌との投手戦の末に黒星を喫し「本当にいい経験をさせてもらって、自分の実力不足でチームを勝たせることができなかったので今は悔しい気持ちとチームメートに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と振り返った。

 森煌に対しては「良いピッチャーと聞いていた。投手戦になるとわかっていた。粘り強さで負けないようにと思ったんですが、向こうの方が一枚上手だった」と悔やんだ。

 味方の堅い守備には「本当にいつも助けてもらっているので感謝しかない。自分のせいで点を取られて申し訳ない」と感謝と反省を口にした。

 今後については「お世話になった人に感謝。これからも野球を続けてもう一度大舞台に立てるように」と大学野球でお世話になった人々へ恩返しすることを誓った。

 愛工大名電は昨夏までに14度の出場で8勝14敗。特に初戦が鬼門で、突破したのは1981年、1970年、2018年、2022年の4度だった。88年から18年の間は初戦8連敗を喫していた。

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