【甲子園】英明-智弁学園は延長タイブレーク突入 9回、智弁学園が押し出し四球で同点追いつく

[ 2023年8月7日 16:52 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   英明-智弁学園 ( 2023年8月7日    甲子園 )

<智弁学園・英明>5回、力投する智弁学園・中山(撮影・岸 良祐)
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 第105回全国高校野球選手権記念大会第2日が7日、甲子園球場で行われた。第3試合では2年ぶり21度目出場の智弁学園(奈良)と、12年ぶり3度目出場の英明(香川)が対戦した。

 今春近畿大会王者で、今夏奈良大会では5試合で12本塁打と強打をひっさげ、優勝候補にも挙がっていた智弁学園。

 1点を追う2回、川原崎の右中間適時二塁打で同点。高良の左犠飛で勝ち越しに成功した。

 1点を追う4回、無死満塁のチャンスで途中出場の西川が左前適時打で同点。2番・山家の左犠飛で再び勝ち越した。

 投げては1年生右腕・田中を初戦先発に抜てき。初回から強気のインコース攻めで堂々の投球を見せた。四球で走者を出したが落ち着いて後続を断った。2回に先制点を許し、ベンチは早めの継投策。3回からは右腕・藤田が登板も、逆転を許した。

 4回からはOBでもある阪神・村上と同じ淡路島出身で、同じ中学クラブチームでプレーした二刀流・中山が遊撃からマウンドへ向かった。5回に逆転を許したが、6回は無死二塁、7回は1死満塁と再三のピンチを背負いながらも無失点でしのいだ。

 打線は6、7回と再三得点のチャンスを作ったが、無得点。8回には1死満塁から暴投で1点差に迫ったが同点はならず。それでも9回、押し出し四球で同点に追いついた。

 英明は0-0の2回、エースの下村が2死一、二塁から中前適時打を放ち、自ら先制点を生み出した。直後に逆転を許したが、3回、4番・寿賀の右翼線適時三塁打で同点。続く5番・中浦がスクイズを成功させ、すぐさま逆転した。1点を追う5回には下村がこの日2本目の適時打で同点。続く1番・鈴木が左越え適時二塁打で勝ち越した。

 投げては下村と寿賀を再三入れ替える継投で猛追をしのいだが、9回同点に追いつかれた。さらに一打逆転サヨナラの大ピンチが続いたが、同点で食い止めて延長戦に持ち込んだ。

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