仙台育英　今年は打も強い！須江監督「投手、俺」奏功

第105回全国高校野球選手権記念大会　1回戦   仙台育英19-9浦和学院 （ 2023年8月6日    甲子園 ）

開幕戦の前日の練習で打撃投手を務めた須江監督（撮影・柳内　遼平）
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　【記者フリートーク】仙台育英・須江監督の「投手、俺」が奏功だ。昨夏、今春の甲子園での計8試合で1本塁打だった打線が、2本塁打を含む19安打19得点と大爆発。前日に鳴尾浜で行われた練習では須江監督が直々に打撃投手を務めていた。

　「自分で投げると一人一人の調子が分かるんですよ」と指揮官。テイクバックが小さく球の出どころが見えづらいフォームでコースを突き、打者の修正点をマウンド上から見極める。この日は先制の2点適時打を放った5番・斎藤敏哉（3年）は体の開きを抑えるよう助言を受け「思い切り打てる感じがあった。効果は出ていると思います」と感謝。以前から試合前の打撃投手を重要視してきた須江監督。隠れた「名采配」で勝利を引き寄せた。（アマ野球担当・柳内遼平）