【甲子園】聖光学院・斉藤監督「スクイズが決まって流れが来た」緊急降板の先発・小室は「上出来」

[ 2023年8月6日 17:17 ]

第105回全国高校野球選手権記念大会1回戦   聖光学院9-3共栄学園 ( 2023年8月6日    甲子園 )

<聖光学院・共栄学園>初戦を突破し、アルプススタンドに向かってダッシュする聖光学院ナイン(撮影・北條 貴史)
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 第2試合は2年連続18度目の出場となった聖光学院(福島)が春夏通じ初出場の共栄学園(東東京)を破り、2年連続で初戦を突破した。

 4回に松尾学武(3年)のスクイズなどで2点を先制。5回は無死一塁から高中一樹(3年)の適時二塁打など5本のヒットを集め一挙4点を奪った。7-3の8回には途中出場の宮一柊之介(3年)の2点打でダメ押しした。

 先発・小室朱生(3年)が足を負傷し、6回途中で緊急降板したものの星名竜真(3年)、高野結羽(2年)とつなぎ、リードを守り切った。

 試合後、斉藤智也監督は「思わぬアクシデントがありましたけど、小室が調子良かったもんですから、あそこでの降板は残念。予定が狂いましたけど、後の選手がよく仕事をしてくれました」と緊急降板というアクシデントを総力戦で乗り越えたと振り返った。

 小室については「今日は四死球少なく持ちこたえた。最近の中ではよく投げた。上出来」とし心配される足の状態も「試合後半に私のところに報告に来てくれた。問題なさそうです」と説明した。

 4回の先制の場面は「最初の1点は裏でもあるし、先取点を取って選手たちの気持ちを楽にさせてあげたかった。松尾のスクイズが決まって流れが来ましたね」とにっこり。「打順も2周り目のところで目が少しずつ慣れると見立てていましたが、スクイズで1点目を取ってから4、5回は巡り合わせがいいなと采配していたので、良い感じで打順が回ってきた」と指揮官。7回に共栄学園に3点を返され「相手に流れが行って呼び戻すのに一苦労二苦労ありましたけど、よく持って来ましたね」と16安打9得点、9盗塁の試合運びを称えた。

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