エンゼルス・大谷翔平 故障防ぐ自己判断 PO進出へ無理禁物 医療ジャーナリストが分析

[ 2023年8月5日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―5マリナーズ ( 2023年8月3日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>4回、三塁に残塁しベンチに戻る大谷(右)を見つめるネビン監督と水原通訳(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷は両ふくらはぎのけいれんなどに続いて、今度は右手中指が「つった」状態に。医療ジャーナリストの森田豊医師は疲労の蓄積を原因に挙げた上で、大谷が「疲労」という言葉を使ったことに「自分で自分をコントロールできている証拠。途中で降板を自ら申し入れたのも、自己判断がきっちりできているから」とした。

 この自己判断により、大きな故障につながるのを防げている。しかし「二刀流が心身に及ぼす影響の大きさは計り知れない」ことに加え、現在は激しいプレーオフ争いのまっただ中。熱い戦いに身を投じている大谷は「“投げたい、打ちたい、チームに貢献したい”と、神経も高ぶって普段より無理をしがちになる。(興奮状態につながる)交感神経の高ぶりを抑えることも大切」という。

 「周囲が大谷選手の状況に敏感になって、休みを取るなどの配慮が必要」と森田医師。「ファンや周囲には“大谷は超人。彼なら大丈夫”という神話もあるかもしれないが、彼も一人の人間ですから」とした。

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