DeNAバウアー圧巻の10回123球完封も…延長12回スコアレスドロー 巨人と0差も3毛差で3位死守

[ 2023年8月3日 21:21 ]

セ・リーグ   DeNA0―0広島 ( 2023年8月3日    マツダ )

<広・D>10回2死一、二塁、田中を左飛に打ち取り両手を広げてベンチに戻るバウアー (撮影・奥 調)
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 DeNAのトレバー・バウアー(32)は3日、広島戦(マツダ)に今季14度目の先発登板。10回123球わずか4安打無失点の快投を見せたが打線が点を奪えず。延長12回スコアレスドローに終わった。この日、4位・巨人がヤクルトに勝利したためゲーム差はなくなったが、3毛差で3位を死守した。

 9回110球を投げ3安打無失点。素晴らしい投げ合いを演じた床田は9回でマウンドを降りた。お役御免と思われたが、10回のマウンドに直前までベンチで座って休んでいたバウアーが小走りで向かった。1死後に秋山に左前打を許し、犠打と申告敬遠で2死一、二塁のピンチを背負うも、田中を123球目の153キロ直球で左飛に仕留め10回を無失点で投げ抜いた。

 敵地の拍手と歓声を浴びながら両手を挙げてベンチに戻ってきたバウアーに右拳を突き出した三浦監督。お疲れさまのグータッチを交わすと、ベンチに座り大きく息を吹いた。10回123球わずか4安打無失点で、自身の打席に代打・西浦を送られ降板。今季8勝目はつかめなかった。

 床田との“一騎打ち”となった。初回に2安打を許したバウアーだったが、その後は、完全に修正して8回先頭の坂倉に中前打を許すまで併殺を2度含めた19連続アウトの快投を見せた。相手の床田は9回散発5安打無失点で、9回に打席が回ってきた時点でマウンドを降りた。

 DeNA打線は大田の3安打と桑原の2安打合わせて9回5安打と打線がつながらず。10回まで快投を見せたバウアーを援護することはできなかった。11回はウェンデルケン、12回は森原がバウアーの気迫の投球を受ける形で最後まで得点を許さなかったが、打線が延長に入って無安打。最後までホームが遠く、今季初のスコアレスドローに終わった。

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