ヤクルト山野太一が852日ぶり1軍先発でプロ初勝利 7回無失点に“曲芸打ち”初安打で巨人・菅野に勝つ

[ 2023年8月1日 20:24 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―0巨人 ( 2023年8月1日    東京D )

<巨・ヤ>ヤクルト先発の山野(撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトの山野太一投手(24)が1日の巨人戦(東京ドーム)に先発。21年4月1日のDeNA戦(横浜)に先発して以来、852日ぶりの1軍マウンドで7回、83球を投げ、4安打無失点と好投し、プロ初勝利をマークした。チームは3連勝となった。

 初回から140キロ前後のワンシーム、145キロ前後のフォーシームを使い分け、巨人打線を封じた。3回2死二塁のピンチを背負ったが、坂本をカウント2ボール2ストライクから143キロ内角直球で見逃し三振に仕留めた。

 6回2死一、二塁では、岡本和に対し、カウント2ボール1ストライクからの4球目の136キロカットボールで右邪飛に抑えた。

 山野は東北福祉大から20年ドラフト2位でヤクルトに入団。1年目の21年4月1日のDeNA戦に先発したが、1回1/3で5安打7失点。その後は上半身のコンディション不良で1軍登板はなく、昨季終了後に育成契約となっていた。今季2軍で結果を残して、7月14日に支配下に復帰していた。今季のイースタン・リーグでは11試合に登板し2勝2敗、防御率1.75だった。

 打撃でも、3回にワンバウンドになりそうな巨人・菅野の真ん中低めのカーブを中前に弾き返してプロ初安打もマーク。そんな投打での躍動に、打線が6回にようやく応える。1死一、三塁から長岡の二ゴロの間に三塁走者が生還し、待望の先制点を山野にプレゼントした。

 8回は清水、9回は守護神の田口が1点のリードを守り切り、プロ3年目左腕が初勝利をマークした。

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