やっぱり今年も4冠か?オリ・由伸 離脱朗希に奪三振数迫る 防御率、最高勝率と現在3冠確保

[ 2023年8月1日 21:00 ]

パ・リーグ   オリックス6-2楽天 ( 2023年8月1日    京セラD )

<オ・楽>6回、ピンチを切り抜け捕手・若月(左)と笑顔でベンチに戻る山本(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が、1日の楽天戦で7回無失点の快投を演じ、今季10勝目。3年連続の2桁勝利を達成した。

 昨年に続きリーグ最速での10勝到達。今季は両リーグを通じても最速という自身初の快進撃となった。また、リーグ最速での2年連続10勝到達は、球団では阪急時代の71、72年山田久志以来、51年ぶりの快挙。レジェンドにまた一つ肩を並べた。

 先週からタイトル争いにも変化が出てきた。ロッテ・佐々木朗が、左内腹斜筋の肉離れで出場選手登録を抹消。それまで防御率、最高勝率、最多奪三振でトップを快走していた佐々木朗の離脱で、山本は防御率、最高勝率でトップに立ち、奪三振数もこの日で7個を積み上げ、佐々木朗との差を16個まで縮めた。

 勝率第1位賞のタイトルは13勝以上が条件。佐々木朗の復帰が遅れれば、条件を満たすことはできない。同様に、防御率もシーズンの規定投球回には達していないだけに、佐々木朗には厳しい情勢。2年連続投手4冠の山本の“防衛”に追い風が吹いてきた。

 奪三振数では、1日現在でロッテ・種市が112で、山本は114。ライバルとなれるか、注目される。

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