SNSで早くも期待感「采配楽しみ」「ステキ」79歳阪口慶三監督率いる大垣日大、夏5年ぶり甲子園決定

[ 2023年7月28日 14:28 ]

大垣日大・阪口慶三監督
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の岐阜大会決勝が28日に行われ、今春選抜大会出場の大垣日大が、市岐阜商を4-3と逆転勝ちで下し、夏は2018年以来(20年はコロナ禍で未開催)、5年ぶり6度目のの甲子園出場を決めた。

 息詰まる好試合だった。大垣日大は初回に先制するも、4回に2点を失い逆転を許す。中盤はなかなか試合が動かず迎えた8回。高川の同点ソロ弾からリズムをつかみ、3四球で得た満塁のチャンスで投手の山田渓が勝ち越し適時打を放った。9回は1点差まで迫られ、なおも1死一、二塁。長打が出ればサヨナラ負けの危機だったが、何とか逃げ切り勝ち。山田渓は133球の3失点完投勝利を収めた。

 試合終了後からツイッターでは「大垣日大」がトレンドワード入りする盛況。好試合だったことも要因だが、やはり、高校野球ファンの注目は、5月で79歳になった阪口慶三監督への期待感があるようだ。「阪口監督の采配も楽しみです」「阪口慶三監督、ぼくが少年野球やってる頃から監督だったのにまた春夏連続出場とはすごいなあ」「阪口監督いいな。ステキだな」「阪口監督野球大好きすぎっ!!レジェンドすぎる」などの投稿が集まり、興奮が冷めやらなかった。

 阪口監督は89年選抜大会優勝の東邦、大垣日大を率いて、甲子園には通算35度目の出場。これまでに通算39勝を挙げており、常総学院・木内幸男監督が持つ歴代7位の40勝が目前に迫っている。今春は初戦で沖縄尚学に敗れただけに、甲子園でのリベンジが目標。また、勝利すれば、同じく木内監督が持つ78歳0カ月の甲子園最高齢監督の記録も更新するだけに、注目が集まる。

 チームには、阪口監督の孫にあたる高橋慎も主軸として活躍し、この日は「4番・捕手」でスタメン出場して、初回に先制犠飛。春に続き、祖父との甲子園出場を手繰り寄せた。

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