巨人 甲子園6連敗で止めた!梶谷が決勝2号&5回打者11人で6点 戸郷43日ぶりセ界トップタイ9勝目

[ 2023年7月27日 21:48 ]

セ・リーグ   巨人9―6阪神 ( 2023年7月27日    甲子園 )

<神・巨>5回1死、右越えに勝ち越し本塁打を放つ梶谷(撮影・成瀬 徹)
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 巨人は同点の5回に梶谷隆幸外野手(34)が勝ち越しの2号ソロを放つなど一挙6点を奪い、甲子園でのシーズン連敗を6で止めた。投げては先発の戸郷翔征投手(23)が7回5失点で6月14日の西武戦(東京D)以来43日ぶりとなるセ・リーグトップタイの9勝目(2敗)。チームは連敗を2で止め、再び借金1に戻した。

 圧巻の5回だった。3回に秋広が先制の2点適時打を放つも、すぐに追いつかれる嫌な展開。しかし1死無走者から、梶谷に一発が飛び出した。6月2日の日本ハム戦(東京D)5回に2021年4月27日のヤクルト戦(神宮)以来766日ぶりとなる今季1号ソロを放って以来となる勝ち越しの今季2号ソロ。2死から岡本和が遊失、大城卓が四球を選んだ後に中田翔と長野にも適時打が生まれ、才木をノックアウトした。猛攻は止まらず、2死満塁で打者一巡して回ってきた吉川が相手2番手・馬場のスプリットを中前にポテンヒット。さらに2点を加点し、この回打者11人の猛攻で一挙6点を奪った。

 先発の戸郷は、初回先頭の近本に左前打を許すも、そこから6者連続アウトに仕留めた。しかし、2点の援護をもらった直後に中野に適時打を許し、4回には大山に12号ソロを浴び同点に追いつかれた。だが、打線が5回に一挙6得点を挙げると、5、6回は無失点に抑える力投。7回に2死から中野、森下に連続適時打を浴び3点を失ったが、何とかこの回を投げ切った。結局、7回120球を投げ9安打3奪三振5失点で降板。8回はビーディが佐藤輝に一発を浴び1失点、9回は中川が無失点に抑え、戸郷が今季9勝目を手にした。

 打線は8回、岡本和にこの日初安打となる左翼線を破る適時打二塁打が生まれ1点を追加。9回には門脇にも安打が生まれ、先発全員の15安打9点と阪神に打ち勝ち“甲子園の悪夢”に終止符を打った。巨人は今季阪神戦ようやく4勝目。全て戸郷の先発試合となっている。

 ▼梶谷(5回に決勝の2号ソロ)打ったのはフォークです。うまく反応できたので思い切っていきました。勝ち越すことができて良かったです。

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