松井秀喜さん「短い時間で濃い時間」NYで恒例野球教室 打撃デモでは豪快な柵越え弾も

[ 2023年7月27日 09:04 ]

ニューヨークのスタテン島で野球教室を行った松井秀喜さん (右)=撮影・杉浦 大介通信員
Photo By スポニチ

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)が26日(日本時間27日)、米ニューヨークのスタテン島で恒例の野球教室を行った。

 10~12歳の約10人の少年に熱心に指導し、自らノックバットを握り、打撃投手も務めた。打撃デモンストレーションでは独立リーグチーム、スタテンアイランド・フェリーホークスの本拠地として使用される球場の右翼に豪快な柵越え弾を披露。その後、フェリーホークスの試合開始前には始球式に登場すると、さらに少年たちとのサイン会、写真撮影などで楽しい時間を過ごした。

 野球教室後の松井氏との一問一答は以下の通り。

 ――球場の印象は。
 「選手の時も、イベントとリハビリで来ています。アドバイザーになってからも、ここでマイナーの選手をみていたので、久しぶりに来られてとてもうれしいです」

 ――いつもと違う時間帯の野球教室だった。
 「暑い時はこういうの(ナイター)もいい。きょうは選手も少なくてよかった。短い時間で濃い時間が過ごせた」

 ――最後の柵越えは滞空時間の長い松井さんらしい当たりで、派手なガッツポーズも。
 「僕はどちらかといえばライナー性ですよ(笑い)。いや、そんなことないけど、うれしいですよ。なぜかっていうと、そろそろ怪しいと思っているから。残り何回打てるかなっていうね。そのうちプロの球場じゃなくリトルリーグの球場(での開催)になっていくから。(球場探しが)だんだん難しくなっていく(笑い)」

 ――大谷のような選手を排出している日本の野球をどう思うか。
 「日本の全体的なレベルの高さが、若い世代から育ってきているということだと思う。大谷選手がその例だと思う。素晴らしいことだと思う」

 ――トレード期限が迫って、大谷の動向をどう見ているか。
 「見ているしかないでしょう。予想はできないです。皆さんの方が情報持っているんじゃないですか。教えて下さいよ」

 ――大谷選手が本塁打争いを独走。彼のスイングの良さとは。
 「毎回見ている訳じゃないんで、分からない部分もある。一言で言えば、パワーがある。で、どの方向にもホームランが打てる。細かいスイングは分からない」

 ――松井さんもパワーヒッターだった。
 「全然ですよ。嫌味でいってるでしょ(笑い)。私とは全くレベルの違うパワーヒッターです」

 ――侍ジャパンの監督のオファーはあったのか。
 「それはあってもなくても言えないですよ。誰かからリトルリーグの監督をお願いされたって言っても、それでも言えないですよ」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月27日のニュース