「高校四天王」の一角、佐倉を擁する九州国際大付が夏2連覇「福岡136校の重みを背負って戦いたい」

[ 2023年7月27日 20:22 ]

第105回全国高校野球選手権福岡大会決勝   九州国際大付2―1東筑 ( 2023年7月27日    久留米野球場 )

<九州国際付属・東筑>優勝を決め、喜ぶ九国ナイン(右は佐倉)(撮影・中村 達也)
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 福岡大会は決勝が行われ、九州国際大付は東筑に2―1で勝利し、2年連続9度目の夏の甲子園出場を決めた。「高校四天王」の一角でプロ注目の佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗主将(3年)は3打数1安打。3回に四球で出塁し、2点目のホームを踏むと、6回には二塁打を放った。優勝旗を全員の力で取り返し、「チームのみんなが助けてくれたので、それでプラスしてうれしい気持ちが大きいです」とチームメートに感謝した。

 佐倉は昨年秋から新チームの主将に就任したが、昨秋は初戦の北筑に敗戦。今春は準々決勝で西日本短大付に逆転サヨナラ負けと結果が出なかった。

 ネット上の心ない言葉を見てしまい「メンタルをやられたときもあった」と振り返る。思うようにバットが振れない時期があったが、「みんなが助けてくれた。それで振っていけるようになりました。自分が打たなくても周りが打ってくれたり支えてくれたりしてくれたので」と感謝する。今大会は全試合安打を放つなど、本塁打こそなかったが、打率・435、4打点と結果を出した。 

 「(福岡)136校の重みを背負って戦いたい」と誓った佐倉。甲子園でもチームメートとともに、躍動する。

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