「チャンスなんです。チャンス！」阪神・佐藤輝はメンタル充実、3年目の夏は熱くなる予感

セ・リーグ   阪神8―5巨人 （ 2023年7月26日    甲子園 ）

＜神・巨＞7回、小幡の2点適時三塁打で生還し、桐敷（手前）を笑顔でハイタッチをかわす佐藤輝（撮影・北條　貴史）
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　【記者フリートーク】阪神・佐藤輝が復調の兆しをうかがわせる打球が、25日の巨人戦であった。6回、大山の2ランの直後。変則左腕・大江に2球で追い込まれながらも、5球目の外角スライダーを痛烈にはじき返した中前打だ。「良かったですね。いい感触はあります」と本人もうなずいた一打。あくまで「違う投手なので」と話すにとどめたが、この日の高梨攻略への道筋を照らす一撃だった。

　1、2年目はいずれも夏場以降に不振に陥り、本人にとっても、不完全燃焼の思いが強い。だが今年は低迷期が先に来たからこそ、夏以降に大爆発できるチャンスなのでは…？この日の練習前、そう問いかけた私に対し、和製大砲はこれ以上ないドヤ顔で「チャンスなんです。チャンス！」とぶち上げた。気配は十分。今年こそは、ためにためたマグマを、一気に大爆発させる“熱い季節”とする。（阪神担当・阪井　日向）