体操の田中3きょうだいで有名　和歌山北が初の決勝進出　七野「攻める気で向かっていった」救援6回零封

第105回全国高校野球選手権和歌山大会準決勝   和歌山北8―2桐蔭 （ 2023年7月26日    紀三井寺 ）

＜和歌山北・桐蔭＞勝利を喜ぶ和歌山北の七野－村上のバッテリー
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　体操の名門、和歌山北が創部以来初の決勝進出を決めた。

　「北高の野球は弱いと言われていましたが」と背番号「8」の左腕・七野立季（3年）は「攻める気で向かっていった」と救援で6回を零封した。

　荒れ球だが、主将の捕手・村上陽輝（3年）は「ストライクさえ入れば大丈夫」。軟式出身者が多いなか2人は硬式の和歌山シニア出身だ。

　県内唯一のスポーツ健康科学科（旧・体育科）がある。体操部が有名で五輪選手の田中和仁、理恵、佑典3きょうだいを輩出。野球部はなかったが、2012年統合の和歌山西を引き継いだ。

　就任5年目の辻本仁嗣監督（55）は組み合わせ抽選で開幕試合を引き当て「6試合やって最後まで行くぞ」とかけたハッパが現実となった。