巨人・高梨に怒号で甲子園大荒れ 7回途中登板も“炎上”阪神に逆転許す 2日に死球与えた近本が骨折離脱

[ 2023年7月26日 20:48 ]

セ・リーグ   阪神―巨人 ( 2023年7月26日    甲子園 )

<神・巨>7回、阪神・佐藤輝は巨人・高梨から同点の左前適時打を放つ(撮影・須田 麻祐子) 
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 伝統の一戦で、甲子園球場が大ブーイングに包まれる一幕があった。

 7回1死一、二塁、5番手として巨人・高梨がコールされると、観客席を埋め尽くした虎党から耳をつんざくほどの怒号に似た大ブーイングがわき起こった。

 高梨は最初に対峙(たいじ)した阪神・佐藤輝に同点打を許し、さらにノイジーに四球を与えて満塁のピンチを迎えると、続く坂本に犠牲フライを打たれ勝ち越しを許す。そして途中出場の小幡にも適時三塁打を浴び、結局7回を投げ切ることなくマウンドを降りた。

 今月2日の巨人戦で、阪神・近本が高梨から死球を受けて右肋骨を骨折。前半戦は戦線離脱となり、球宴も出場辞退した経緯がある。

 25日の試合前の練習では、一足早くグラウンドに現れた高梨は、岡田監督にあいさつをした後、走塁練習中の近本に歩み寄ろうとしたが、近本から、気持ちは伝わっているという意思を示すようにして、「OK」のポーズで制されていた。真剣勝負の場での出来事。近本は「謝られるようなことじゃないです」と話していた。

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