ソフトB・有原 完封で救った!由伸に投げ勝った「今日は最後までいくつもりでマウンドに上がった」

[ 2023年7月26日 06:00 ]

セ・リーグ   ソフトバンク5―0オリックス ( 2023年7月25日    京セラD )

<オ・ソ>完封で4勝目を挙げ、ナインと笑顔でナインとタッチする有原(左から2人目)(撮影・成瀬 徹)
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 連敗脱出を待ち続けたファンの声援を一身に受け腕を振った。9回2死一塁、この日の115球目。ソフトバンク・有原は宗をカットボールで二ゴロに抑えると小さくガッツポーズをつくった。日本ハム在籍時の20年10月10日のオリックス戦以来となる完封勝利。6安打に抑え、山本に投げ勝った右腕は「今日は最後までいくつもりでマウンドに上がった」と胸を張った。

 立ち上がりは毎回走者を背負ったが、初回1死一塁で3番・紅林を遊ゴロ併殺に抑えるなど、3イニング連続で併殺を奪いピンチを未然に防いだ。「持ち味はゴロを打たせる投球。イメージ通りにうまくいった」。変化球を自在に操り、勝負どころでギアを上げて、移籍後初の2桁11奪三振。藤本監督は「フォークがね。緩急をうまく使って三振も11個か。素晴らしいピッチング。有原様、様やね」と最上級の賛辞を贈った。

 チームの連敗は有原が移籍後初黒星を喫した7月7日の楽天戦からスタートし「僕が投げた試合から始まっているので…」と責任を感じていた。8回終了時、首脳陣からの続投の打診には「もちろん最後までいきます」と力強く答えた。「球数が増えても全部いくつもりだった」。4勝目を挙げた背番号17はどこまでも頼もしかった。

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