巨人・秋広「優勝できるように頑張りたいと思います」 プロ初の3戦連発もバント失敗反省

[ 2023年7月22日 22:16 ]

セ・リーグ   巨人4―2DeNA ( 2023年7月22日    横浜 )

<D・巨>勝利を喜び合う秋広(中央)ら巨人ナイン (撮影・西川祐介)
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 巨人の秋広優人内野手(20)が後半戦スタートとなったDeNA戦(横浜)で8回にプロ初の3戦連発となる決勝2ラン。チームの連敗を5で止めるとともに、この日65歳の誕生日を迎えた原辰徳監督へ14年ぶりとなるバースデー白星を送った。

 試合後、敵地でヒーローインタビューに臨んだ秋広は「その前の打席とかもあんまり内容も良くなくて。(3回には)バント失敗してしまったりもしてましたし。何としても(先発投手の山崎)伊織さんが凄い頑張っていたので何とか打ってやろうという思いで打席に立ちました」とまずは打席へ向かった際の心境から明かした。

 1―0で迎えた3回、無死一、二塁のチャンスに送りバントを失敗。結局この回、チームは無得点に終わり、その裏に山崎伊が1―1の同点とされた。秋広は初回の第1打席で一ゴロ、5回の第3打席は投ゴロ。3打数無安打で迎えた第4打席だった。

 2―2で迎えた8回、3番手右腕・伊勢が3ボール1ストライクから投じた5球目、内角高めの148キロ直球を右翼スタンドへ叩き込んだ。

 「カウントがちょっと有利だったので、甘くきたところは積極的に打ちにいこうって決めてたんで。厳しいところだったんですけど、一発で仕留められて良かったです」

 手応えについては「打った瞬間はいくとは思わなかったんですけど。何とか抜けてくれというか、越えてくれっていう思いで走ってました」としたが、チームは試合前まで5連敗中。この日は3番打者に抜擢してくれた原監督のバースデーでもあった。

 「連敗が凄い…ちょっと続いていたので。きょうは原監督の誕生日でもあったんで、なんとしても勝ちたいな、と思って。試合前からしっかりと、そういう思いで臨みました」。

 「試合前のミーティングで自分が原監督にハッピーバースデーソングを歌ったんで。自分が打てて、勝てて良かったです」と“秘話”も明かしてホッとした様子を見せ「後半戦、勝利でいいスタートを切りましたし、個人としてもいいスタートが切れたので、チーム全体で勝って優勝できるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!」とファンへ向けて声を張り上げていた。

 【秋広優人の今季本塁打】
4月29日 広島戦(東京D) 松本から右中間へ1号ソロ
5月17日 ヤクルト戦(神宮) 市川から右翼へ2号3ラン
5月23日 DeNA戦(東京D) 上茶谷から右中間へ3号2ラン
5月28日 阪神戦(甲子園) 才木から右翼へ4号ソロ
7月2日 阪神戦(東京D) 才木から右中間へ5号ソロ
7月11日 広島戦(東京D) 床田から右中間へ6号ソロ
7月16日 ヤクルト戦(神宮) 高橋から右中間へ7号ソロ
7月17日 ヤクルト戦(神宮) 市川から右翼へ8号2ラン
7月22日 DeNA戦(横浜) 伊勢から右翼へ9号2ラン

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