大谷翔平 迫るトレード期限に言及 再契約は「そういう席は設けていない。シーズンに集中したい」

[ 2023年7月22日 14:47 ]

インターリーグ   エンゼルス8ー5パイレーツ ( 2023年7月21日    アナハイム )

<エンゼルス・パイレーツ>4回、モニアクの適時二塁打で生還した大谷はナインの出迎えを受ける(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)の本拠地パイレーツ戦に「2番・投手兼DH」で先発。6回1/3を投げ、自己ワーストの4被弾を浴びながらも6安打5失点2四死球9奪三振で6月27日・ホワイトソックス戦以来と3試合ぶりとなる8勝目を挙げた。打っては無安打も3四球。全打席で出塁し、激走も見せて2得点を挙げた。チームは8-5でパイレーツを下し、4連勝で50勝に到達。貯金2とした。

 トレードの期限が迫る中、大リーグ公式サイトは20日(日本時間21日)、球団はトレード期限である米東部時間1日午後6時(日本時間2日午前7時)の24~48時間前まで、決断を保留する方針と伝えるなど大谷の去就は大きな注目を集めている。

 この日がエンゼルスとして最後の登板だとか思うことはあったかという質問に「それはないですね。今、現在ここに所属していますし、まだ全然いける位置にいると思っているので。トレードに関してはあまり気にしないように。今できることをやりたいかなと思います」と答えた。

 さらに、エンゼルスと再契約の意思を球団に伝えたり、来年以降の残留について「そういう席を全然設けていないというか、シーズンはシーズンで集中したいというのは変わっていないので。シーズン中はそういう話はしていないですし、今チームとしても良い状態だと思うのでその流れを引き続きいけるように。本人としてはそんなに気にしていないかなと思います」とし、「何も話していないですね。ペリーともそんなに今現在クラブハウスにも、しょっちゅう見かけてもいないので。週に1回会うかどうかだと思うので。あんまりそういう話はしていないですね」と球団との話し合いの場は設定していないとした。

 米メディアを中心にワイルドカード圏内まで4、5ゲーム差だったら、エンゼルスは大谷を放出すべきだという意見が多く出ているが「もちろん僕は6年目ですし、このチームでプレーオフにいきたい、そこで勝ちたいという気持ちは変わらない。チームとしてどういう判断するか僕には正直わからないし、それは僕の仕事の外のところなので。チームとして勝ちたいなら、1試合でも勝って、そういうワイルドカード争いを僅差でいくしかないので今の状況だと。売り手になるか買い手になるか僕は全然分からないことなので、また明日切り替えて勝つっていうのがこのチームで勝つためにシンプルに必要なことかなと思います」と述べた。

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