【大谷と一問一答】4被弾も8勝目「打線が良かった」 トレード報道過熱も「このチームで勝ちたい」

[ 2023年7月22日 14:29 ]

インターリーグ   エンゼルス8ー5パイレーツ ( 2023年7月21日    アナハイム )

<エンゼルス・パイレーツ>4回、モニアクの適時二塁打で生還した大谷はナインの出迎えを受ける(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)の本拠地パイレーツ戦に「2番・投手兼DH」で先発。6回1/3を投げ、自己ワーストの4被弾を浴びながらも6安打5失点2四死球9奪三振で6月27日・ホワイトソックス戦以来と3試合ぶりとなる8勝目を挙げた。打っては無安打も3四球。全打席で出塁し、激走も見せて2得点を挙げた。チームは8-5でパイレーツを下し、4連勝で50勝に到達。貯金2とした。

 大谷との一問一答は下記の通り。

――投球を振り返り
 「良くはなかったですね。結果からして。投げている感じは(右手中指の)指先含め悪くはなかったですけど。結果が全て」

 ――マメ、爪の問題は
 「今日は比較的良かったですかね」

 ――自己ワーストの4被本塁打はコースの問題か
 「絞っている球種に対して、そのカウントで甘い球を打たれている印象」

 ――周囲がトレードが話題になっているが、投げている時にエンゼルスとして最後の登板だとか思うことはあったか
 「それはないですね。今、現在ここに所属していますし、まだ全然いける位置にいると思っているので。トレードに関してはあまり気にしないように。今できることをやりたいかなと思います」

 ――エンゼルスと再契約する意思は。球団に伝えたりしているか。来年以降、残留する可能性は
 「そういう席を全然設けていないというか、シーズンはシーズンで集中したいというのは変わっていないので。シーズン中はそういう話はしていないですし、今チームとしても良い状態だと思うのでその流れを引き続きいけるように。本人としてはそんなに気にしていないかなと思います」

 ――球団からトレードはしないという話があるか
 「いや、何も話していないですね。ペリーともそんなに今現在クラブハウスにも、しょっちゅう見かけてもいないので。週に1回会うかどうかだと思うので。あんまりそういう話はしていないですね」

 ――4被弾目にベンチでチームメートと談笑する場面もあった。こういう登板をどう捉えているか
 「勝ちは勝ちでもちろん嬉しいですし。反省するところは反省して個人的に試合が終わってからすると思うので。次の登板に向けてもそうですけど、勝ちは勝ちでうれしいかなと思います」

 ――降板時、ファンは総立ちだった
 「嬉しいですし、半面それなりのピッチングをもちろんしたかったなという気持ちかなと思います」

 ――クラブハウスでチームメイトと来年以降の話をするのか。「まあジョークみたいな感じでふざけて言ったりは。この時期は誰しも。うちは微妙は位置なので。買い手なのか売り手なのか分からないですし、ジョーク程度には言うのかなと思います」

 ――打席でボールが増えている状況に抵抗はないか?「でも、2021年はもっとひどかったので。全然、慣れもそうですし、もちろん経験してきて、良いものにしていかないと。ボールの球は振らないし、ストライクにきたら球種問わず自分のスイングをする準備をするだけなので四球はOKじゃないかなともちろん。それが結果に繋がっていますし、チームの勝ちにももちろん繋がっています、、自分が得点することによってそういうチャンスが増えているのでそれはいい傾向じゃないかなと思います」

 ――2021年の経験があるから心の葛藤のコントロールができているということか
 「もちろんヒット打ちたいとか、野球やっていれば四球よりヒットの方が楽しいしもちろんホームランの方が面白いしっていうのはもちろんありますけど。四球っていうのは、自分の打席の中で、1年間プレーしていく中でも1、2を争うくらい大事なものなんじゃないかと思うので。そこは取れてるうちはいいんじゃないかなと思う。きわどい球に対して、我慢強く打席を送れているてるのはいい傾向じゃないかなと思う」

 ――中指の状態は直近の2登板と比べて「比較的良かった。投げ心地も良かったですし。ちょっと最初の方はぬるっと入ってる印象はありましたけど。最後の方なんかはそれなりに出力も上げていけたと思うので、良かったと思っています」

 ――治療は?
 「爪を強化する感じだったりとか。それはMLBに提出しなきゃいけなかったりするので、治療法として提出して、許可が降りればOKなものを」

 ――久々の白星、チームの4連勝
 「星についてはあまり気にしてないのでもちろんつかないよりついた方がいいと思いますけど…今日に関しては打線が良かったというだけなので。しいて言えば、それなりに球数抑えて7回途中まで投げられたのは唯一良かったところだと思います」

 ――打撃で後半戦の変化は
 「いや、調子落ちてたとは思ってないので。それは結果が出る時もあれば、出ない時もある。相手がいることなので。それがこっちがいかにいい打席をおくってても、すみっこに3球続けて投げられたらなかなか打てないものだと思うので。そういうのをなるべく確率を上げるために、そういうボールは振らない、ストライクにきたボールをしっかり打つっていう作業になってくると思うので、その準備をやっぱり、ボールが多くなってきても、甘く入った1球を逃さない集中力は絶対、常に必要かなと思います」

 ――トレードについて。ワイルドカード圏内まで4、5ゲーム差だったら、エンゼルスは放出すべきだという意見もあるが。ご自身の思いはどうか
 「もちろん僕は6年目ですし、このチームでプレーオフにいきたい、そこで勝ちたいという気持ちは変わらないので。チームとしてどういう判断するか僕には正直わからないし、それは僕の仕事の外のところなので。チームとして勝ちたいなら、1試合でも勝って、そういうワイルドカード争いを僅差でいくしかないので今の状況だと。売り手になるか買い手になるか僕は全然分からないことなので、また明日切り替えて勝つっていうのがこのチームで勝つためにシンプルに必要なことかなと思います」

 ――2021年にひりひりした9月を過ごしたいと言っていたが。「連勝中ですし、昨年、一昨年は完全に売り手の側だったので、正直、チームの主力選手が他チームにトレードされる、それを見てる側だったので。チームとしての士気はもちろん違いますよね、全然。それは今年みたいな位置にいるか、全くチャンスのない位置にいるか。ワンプレー、ワンプレーの緊迫はチームとして変わってくる」

 ――ジャッジ選手が大谷選手の本塁打記録更新を期待したことについて。「うれしいです。それ以上でも以下でもないというか、光栄なことですし、そうやって世代のトップの選手に今の野球界のトップをけん引している選手に言ってもらえるのは、素晴らしいことですし、励みになるんじゃないかなと思います。シンプルに嬉しいが一番ですかね」

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