藤浪の敏腕代理人が電撃トレードのワケ語る　「彼はとても頭がいいから…」

オリオールズに移籍した藤浪晋太郎（AP）
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　敏腕代理人として知られるスコット・ボラス氏が21日（日本時間22日）、ボストンのフェンウェイパークに姿を見せ、契約選手の藤浪晋太郎投手（29）がアスレチックスからオリオールズにトレードされたことに関して「（アスレチックスは）プレーオフ圏外だが、プレーオフ圏内にいるチームが彼を獲得した。価値は示されたのだろう」と喜びを語った。

　1年目の藤浪は制球難に苦しみ、4月下旬に先発から中継ぎに配置転換。7月は7戦に登板し、防御率2・25と調子を上げていた。現在、11試合連続無四球と課題の制球も改善した。

　そんな藤浪について、ボラス代理人は「速球、スプリットを制球し、効果的に仕事を果たすことで役割を勝ち取った。最大の違いは彼が環境に順応したこと。とても頭がいいから、情報を吸収できる。4ヶ月で多くを学んだ」と適応能力を絶賛した。

　現在、ア・リーグ東地区で首位のオリオールズがマイナー投手を交換要員にして藤浪を手に入れたことについて、「メジャーリーグのチームが他の選手を放出してまで彼の獲得を望んだ。つまり価値が上がったということだ」と喜びの言葉を繰り返していた。