今春選抜V山梨学院が敗退 延長10回猛追も及ばず…春夏連覇夢散 準決勝で駿台甲府に敗れる

[ 2023年7月22日 16:13 ]

第105回全国高校野球選手権 山梨大会・準決勝   山梨学院7-9駿台甲府 ( 2023年7月22日    山日YBS )

試合後、涙を流す山梨学院ナイン(撮影・柳内 遼平)
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 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)山梨大会は22日、山日YBS球場で準決勝2試合が行われた。今春センバツ優勝の山梨学院が延長10回の末、駿台甲府に7-9で敗れ、春夏連覇の夢を絶たれた。駿台甲府は春夏通じて初の甲子園出場に王手。決勝は東海大甲府-駿台甲府の顔合わせに決まった。

 4-4で迎えた8回、1死一塁。5番・捕手の佐仲が頭部に死球を受けて倒れこみ、顔付近から流血した。球審や選手、吉田監督も駆け寄り、佐仲は担架で運び出された。臨時代走をたててプレーは再開され、この回は無得点。治療で一時試合は中断も、佐仲は復帰できず9回から捕手は交代となった。

 6回から登板した1年生左腕・津島が無失点の好救援を見せた。9回の攻撃では無死二塁のチャンスで津島に代打を送り、サヨナラを狙ったが決着ならず。タイブレークとなった延長10回からこの日先発したエース林が再登板も、連打にボークも絡んで5点の勝ち越しを許した。10回の攻撃では2点差まで追い上げたが及ばなかった。

 山梨学院は11日に行われた2回戦・身延戦でもエースの林が頭部に死球を受けて救急搬送されていた。

 林はその後の検査で脳に出血はなく、骨にも異常なしで打撲との診断を受けた。選抜大会では6勝を挙げた大黒柱は死球を与えた身延の投手を心配し「逆に目が覚めました。身延のピッチャーのためにも、最高のパフォーマンスを見せたいです」と活躍を誓っていた。

 準決勝第1試合では東海大甲府が14-10で甲府工を下した。

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