北陵 逆転サヨナラ初4強 西久保で同点&栗原決めた!延長10回タイブレーク激闘制してあと2勝

[ 2023年7月22日 04:30 ]

第105回全国高校野球選手権佐賀大会準々決勝   北陵3―2東明館 ( 2023年7月21日    みどりの森県営 )

タイブレークの延長10回に同点打を放った西久保(左)と栗原(右)は試合後、がっちり握手
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 北陵が延長10回タイブレークの末に東明館を逆転サヨナラで破り、初の4強入りだ。

 タイブレークの延長10回に1点勝ち越され、その裏の1死二、三塁は遊ゴロで突っ込んだ三塁走者がアウト。2死一、三塁と追い込まれたが、控え遊撃手で1メートル61の代打・西久保汐(2年)が同点の右前打。なお2死一、三塁で正遊撃手の栗原孝太朗(3年)が、右越えへサヨナラ打を放った。「長打は狙わずにミートを心がけた」と栗原。“遊撃コンビ”が試合を決めた。

 明豊のコーチとしてソフトバンク・今宮健太らを指導するなど、経験豊富な浦田豪志監督が就任2年目。栗原は指揮官から今宮の高校時代のことをよく、聞かされる。「今宮さんはショートの整備を1年生に任せず、自分でやっていたそうです」。イレギュラーでケガをする確率を下げるための一流の努力。目標に守備を磨いた栗原は今夏3試合無失策と守備の要として、チームの進撃を支える。

 「毎試合決勝戦」と浦田監督は言い続け、ここまできた。19、22年と8強の壁に跳ね返された北陵が、初の甲子園へあと2勝だ。(福浦 健太郎)

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