金光大阪・キャリー 投げて打って“二刀流”活躍で流れ変えた 16年ぶり夏聖地へ突き進む

[ 2023年7月21日 04:00 ]

第105回全国高校野球選手権大阪大会2回戦   金光大阪8―1四條畷 ( 2023年7月20日    南港中央 )

<四條畷・金光大阪>5回を抑えガッツポーズする金光大阪・キャリー(撮影・須田 麻祐子)
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 “二刀流”の活躍で試合の流れを変えた。金光大阪のキャリー・パトリック・波也斗(3年)が、投げては2番手として5回から3イニングを1安打無失点、打っては6回に2点適時打と投打に躍動。「上位打線につなげることを意識して打った。バット自体は振れていたので、いい結果につながった」と胸を張った。

 1―1と息詰まる展開でマウンドへ。先頭打者は左飛に打ち取るも、以降は2者連続四球を与えるなど1死満塁のピンチを招いた。しかしエース左腕は動じない。「冷静にバッター1人ずつアウトを重ねていけた」。自信のあるスプリットで三振を奪うと、続く打者は右飛に仕留めて切り抜けた。

 春の大阪大会決勝では大阪桐蔭を撃破。勢いそのままに07年以来16年ぶり2度目となる夏の甲子園出場へ、突き進む。(山手 あかり)

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