【球宴】九里＆ラオウの“乱闘ドッキリ”　打ち合わせは前日「なんか、しようや」で緊急会議

マイナビオールスターゲーム2023第2戦   全パー全セ （ 2023年7月20日    マツダ ）

オールスター第2戦＜全セ・全パ＞初回、九里の投球が背中を通り怒ってマウンドに向かう杉本だったがなぜか抱き合う（3）（撮影・岡田　丈靖）
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　「マイナビオールスターゲーム2023」は20日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、全セ先発の九里亜蓮投手（31）の第一投で球場のファンをわかせた。

　全パ1番に入った杉本（オリックス）はいきなりセーフティーバントの構え。これに九里が投じた一投は背中を通過した。この一球に杉本はいきなりヘルメットをとってマウンドへ向かう。九里もグラブをとって両手を広げて応戦の構え。乱闘騒ぎかとハッとした瞬間に両者は笑顔で抱き合った。完全に出来上がったストーリーに、球場からもどよめきと拍手が起きた。

　この内幕に付いて、杉本は試合後に「（九里）亜蓮と話し合って決めました。なんか、しようやって2人で昨日言って。で、話し合って、あれになりました」と前日に九里と打ち合わせをしたことを告白。亜大の九里と、青山学院大の杉本は同じ東都リーグで対戦した同学年。「仲もいいですし、同学年。（大舞台で笑いをつかんだことに）うれしいですね」と納得顔だった。

　今回の球宴では、前日のホームランダービーでも見せ場を作り、この日は5回の打席で左翼ポール際に大飛球も飛ばして、試合を盛り上げた。大飛球には「惜しかったですね」と言いながらも、「楽しかったっすね」と大満足の2日間だったようだ。