【球宴】バウアーが有言実行の「球種全予告」投球で1回2失点 万波に一発浴びるも「楽しかった」

[ 2023年7月20日 19:18 ]

マイナビオールスターゲーム2023第2戦   全セ―全パ ( 2023年7月20日    マツダ )

<全セ・全パ>打者に球種を伝えるバウアー(撮影・白鳥 佳樹)
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 「マイナビオールスターゲーム2023」は20日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、全セの3番手として4回にDeNAのトレバー・バウアー投手(32)が登板した。

 0―1の4回にマウンドに立ったバウアーは、投げる直前に左手のグラブで球種を予告した上で投じた。先頭の万波はカウント2―2からの131キロスライダーを左中間ソロされたが、続く柳田を155キロ直球で二ゴロに。紅林、安田に連打を浴びて1死一、三塁から若月の三ゴロでさらに失点するなど、1回を3安打2失点。それでも24球の全予告投球で笑顔でマウンドを降りた。

 前半戦最終戦の17日の広島戦に登板し、111球を投じてから中2日。18日の個人ファンクラブ「トレバー・バウアー オフィシャルファンクラブ」のトークイベントに出席し、「1つだけ考えていることを言うなら、カーブならカーブ、ストレートならストレートと投げる前に相手打者に伝えてから三振を狙うことを考えている」と明かしていた。有言実行の「球種予告」だった。

 バウアーは14日発表の「プラスワン」投票で同投票史上最多の36万9446票を獲得。19日の第1戦の試合前には、自身のYouTube用のカメラを片手に登場。大竹(阪神)とキャッチボールを行い「カーブボールの握りを教わった。YouTubeの出演もお願いした」とご満悦だった。自身も左腕にスプリット系の球種の握りを伝授した。5月27日にバンテリンドームで行われた試合でバウアーは中日・細川に2被弾。それ以来「細川のファン」になったそうで、ベンチ裏で同選手のグッズタオルなどを本人から贈られて「いい交流ができた」と声を弾ませる。

 この日も試合前練習では、外野の位置で即席サイン会を行い、戸郷(巨人)にはフォークボールの握りを質問。日本の真夏の祭典を全力で楽しみ、マツダスタジアムのファンをわかせた。

 ▼バウアー すごく楽しかった。お客さんの雰囲気も最高でした。みんながプレーするところを見て楽しみたいですし、万波選手にソード(セレブレーション)をやってもらいたいね。

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