【都市対抗】補強の畔上が東海理化を8強に導く 頼れる30歳、2試合で6打数3安打4打点

[ 2023年7月20日 21:00 ]

第94回都市対抗野球第7日2回戦   東海理化(豊川市)13―0JR四国(高松市) ( 2023年7月20日    東京ドーム )

<東海理化・JR四国>2回、畔上が右前に2点適時打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 先制の2ランを放った井貝がヒーローインタビューを受け、チーム全員が笑顔の東海理化。その中でいぶし銀のように光ったのがHonda鈴鹿から補強で5番を打つ畔上翔一塁手だ。野球ファンなら誰でも知っている日大三時代は夏の甲子園で優勝。法大でも主将を務めた男。スポーツ刈りの短めの髪が、東海理化のリーダーのようなオーラを放つ。

 4点を先行した3回のチャンスに右前に2点適時打。いつも追加点が取れないと嘆いていた山根直輝監督が「本当に畔上に助けられている」と絶賛する活躍だ。補強が決まったとき、ホテルを用意されたが東海理化の寮に寝泊まり。「ほとんど後輩だし、コミュニケーションも取りやすい。みんな可愛いんだ」と率先して若手にアドバイスを送るという。

 「このチームはミーティングも含め試合までの準備がすごい。勉強になります」と本人も貪欲に他チームのいい部分を吸収している。1回戦も2打点を挙げ、2試合で6打数3安打4打点とチームを引っ張っている。ベテランの域に入った30歳だが、気持ちはまだまだ若い。

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