三菱重工East　接戦制して初戦突破　元NPB戦士・武田が「恩返し」V弾

第94回都市対抗野球第6日1回戦   三菱重工East2―1NTT西日本 （ 2023年7月19日    東京D ）

＜NTT西日本・三菱重工East＞同点の6回に決勝ソロを放った武田（撮影・会津　智海）
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　元NPB戦士の三菱重工East・武田が一発で試合を決めた。1―1の6回1死で左翼席に決勝ソロ。「優勝して恩返ししたいと思っていたので本当に良かった」と笑った。

　オリックスと中日の9年間で通算404試合に出場して109安打を記録。21年オフに中日で戦力外通告を受けて退団し、他球団からのオファーがない中で「まだ野球をやりたい」と社会人の道を選んだ。

　昨年の都市対抗はENEOSの補強選手として日本一を経験。そして名前が変わった現チームの初勝利に貢献し「負けたら終わりの戦い。プロでもやってきたけど、より一球の重みを感じる」と目を輝かせる。次戦は過去7度優勝の東芝との神奈川対決。佐伯功監督は「目の前の相手を倒して優勝しか狙っていない」と初の頂点を見据えた。