阪神・岡田監督 佐藤輝の待望一発に「いつから打ってないの?記憶にないな」

[ 2023年7月17日 22:10 ]

セ・リーグ   阪神4―1中日 ( 2023年7月17日    甲子園 )

<神・中>佐藤輝(右)らナインをハイタッチで出迎える岡田監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神は中日に快勝し連敗を3でストップ。前半戦を白星で締めくくって貯金11を持って後半戦へ向かう。試合後、岡田監督は約1カ月ぶりの一発を放った佐藤輝、好投した西純などについて言及。以下は一問一答。

 (テレビインタビュー)
 ――2桁安打の勝利で前半を締めくくった。
 「初回のね、久しぶりの3点が大きかったですね、やっぱり」

 ――久々に佐藤輝に一発が飛び出した。
 「いやいや、久しぶりで。前にいつ打ったか、覚えてないですね」

 ――新人から3年連続2桁本塁打。これからも期待。
 「いやいや、それは。まだまだ。10本目でしょ。まだまだですわ。それは」

 ――2回は木浪がバントで送って、自ら西純がタイムリー。
 「バッティングいいんでね。西純もあるんですけど、次の森下までね、考えてのバントだったんですけど」

 ――西純は7回まで投げて9安打されながらも1失点。
 「いやいや、初回もちょっと不運な当たりとかで。でも初回、球数増えたですけど、あそこ踏ん張ったのが大きかったですね。やっぱり3番、4番、むこうの得点源を完ぺきに抑えていたんでね」

 ――捕手の坂本とは今季初めてバッテリー。
 「いやいや、もう2日。最後は坂本が2試合いくつもりだったんで。それは予定通りです。別に」

 ――9回は心配されていた岩崎が3人で抑えた。調子は。
 「普通でしょう。ねえ。おーん。まあ、あんまり言えないけど。普通に投げたらああいうピッチングすると思いますけど」

 ――貯金11で後半戦へ。
 「まあ、トータル的に考えるとね、おーん。数字的にはまあ良かった前半戦と思いますけどね。もっと多い時期があったからね、そういう意味では後半あんまり調子良くなかったんで、減った感じはするけど。2桁あるのは前半の選手の頑張りじゃないですか」

 ――後半戦へ向けて。
 「いあや、まあね。オールスターもほとんど選手みんな出るんでね。なかなかこう、ちょっとこう休みというかそれは継続なんだけど。まあ、それより気持ちだけは切り替えて。最後良い形でね、こういうゲームできたんで継続できるようにね。また新たな気持ちで頑張りたいと思います」

 (囲み取材)
 ――佐藤輝は良い流れをつくった。
 「そら、あのホームランはそら大きかったよ」

 ――まだまだとおっしゃっていたが10本目。
 「そらそうやろ(笑い)。いつから打ってないの?記憶にないな」

 ――1カ月前です。
 「1カ月?」

 ――株主総会の日ですね。
 「だから覚えてんやな」

 ――課題の真っすぐを打ったのは大きい。
 「いやいやまあ、大きいてその後がの。それ。ちょっとは変わるかなと思ったけどな」

 ――普通は勢いに乗るが。
 「まあ、普通はな」

 ――佐藤には後半は打って引っ張ってほしい。
 「いやいや、そらお前、そら打てるかどうか、打ってて、今そんな期待できひんよ、今のバッティングの調子で。絶対良くなるていう保証をオレはよう言わんよ、はっきり言うて」

 ――佐藤輝は打撃コーチの指導も受けていると思うが、うまく消化できにくいのか。
 「知らん、それは。そんなん本人に聞いてくれよ。消化とかは、オレ食えへんからお前分かれへんよ。本人が食うてることやから」

 ――本人次第か。
 「そういうことやろ、おーん。新聞も書いとったやん、本人次第て。そんなもん」

 ――5番が打つと得点になる。
 「そら一応クリーンアップいうなあ。まあ今日は涌井は打ってたからな、相性というかな、対戦はあったから今日は5番にしたけどな」

 ――西純は打たれたヒットの数より内容は良かった。
 「いやいや、半分ぐらい変な当たりばっかやろ、ヒット、なあ、なんかレフトのとこに落ちるヒットなあ。まあ前回も良かったし、まあ、アレやわ、後半はホント、何ていうかなあ、このまま、今日は7回100球いかんかったけど、まあ、この夏場やったら十分やし。7回投げきって、最後もあそこで力振り絞って、一人で7回を抑えたいうのは大きいと思うよ。当然、そら、ローテーションで、いかなあかんと思うからな。それは」

 ――西純は1軍に戻ってきてから何が良くなった。
 「コントロールやろね。まあ、逆球が多かったからな。ストライクは入るけど逆球というかな。後半(昇格後)、投げてからあまりフォアボール出してないんちゃうか。ほとんど。まあ、1個か2個か、そんなんちゃう?1試合。先発する時はな。そら、ボールの切れも良くなってると思うよ。まあ、中継ぎとかいろんなことをやって、それでまたな、いい時の感じを思い出して、ようなったよな」

 ――西純本人もゲームのつくり方を投げて経験するたびに。
 「うん、だから。今日の試合前でも、ちゃんと投げよるなと思たよ。表情とかな。試合前も、ベンチの裏でも。やっぱり調子悪い時はあんまりああいう感じにならんけど、そら自分でも、なあ。ブルペンでも、やっぱりいいボールいってるという自覚があるんやろうな、本人も。ある程度、そういうボールを投げたら抑えられるというな。だから、やっぱり、こう、何ていうかな。ゲーム前でも。何か、ね。たぶんやりよるやろうなと思ってたよ。今日は。うん」

 ――この2試合は捕手坂本と決めていたと。
 「いやいや、そんなん。初戦があんまりにも合いすぎとったからよ。うーん、初戦の後半な。だからそれは梅野にも言うたよ。昨日今日は最初から梅野、お前もう使えへんからって言うといたからな」

 ――試合前に前半戦を振り返り、いい時と悪い時の差が激しいと話していた。どちらかといえば、悪い時期の方が長いのでは。
 「いや、そんなことないやろ。悪い時期の方が長かったら、貯金そんなつくられへんやん」

 ――悪い時期もあった中で、この位置に。
 「まあ悪い言うても長いシーズンな、いい時も悪い時もあるから。そんなん平均してなあ、1カ月に5つずつ貯金をつくれたとか、そんなんはないわけやから。みんな2、3人が調子が悪くて他が補うとか、そういううまいこといく流れになればええけど、なかなか。みんなが調子悪い時もあるし、みんなが調子いいときもあるし。あんまりそういうのはいらんのやけどな。やっぱうまいこと補う、3人良かったら3人悪いとかで、それで補うとかな。でも、なかなかそんなうまいことはいけへん。これはしょうがない」

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