広島・野村 3戦17イニング無失点&無四球 2勝目お預けも「ヒットが出てもゴロで自分らしくできた」

[ 2023年7月17日 06:03 ]

セ・リーグ   広島3―2DeNA ( 2023年7月16日    横浜 )

<D・広>広島先発の野村(撮影・島崎忠彦)
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 決定打を許さず、勝機を呼んだ。広島・野村が5回を5安打無失点。「ヒットが出てもゴロで自分らしく投球できたかなと思います」と汗を拭った。

 チーム打率、得点ともリーグトップのDeNAは、試合前の時点でホームゲーム25勝12敗2分けと圧倒的な好相性。経験豊富な34歳右腕は、普段以上に低めを意識して丁寧に投げた。「(打球が)上がると長打になりやすい場所(横浜スタジアム)でもあるし、風も吹いてたし、ゴロならいいかなと思って」。初回先頭の梶原に二塁打を許したが、続く桑原を投ゴロ、佐野を一ゴロ。牧に遊撃内野安打されたが、5番・ソトを遊ゴロに封じた。この回26球を要しながらもピンチを切り抜けると、直後の2回に2点の援護をもらった。

 降板後に救援陣が一時同点とされ、2勝目はお預け。それでも今季3試合、計17イニングを投げて無失点、無四球と安定感が際立つ。ベテランにして進化を見せている理由について問われると「年齢的なものはちょっと分からないです。何なら僕自身、若いと思っているので。周りからはおじさん、って言われているけど」と笑った。

 暑さの残る午後5時プレーボールの試合での体力消耗も考慮され、5回81球で降板。ただ、野村にとっては消化不良に終わったのも事実だ。「やっぱり(試合全体を)任せられるような投球をしていきたい」と貪欲に、さらなる奮闘を誓った。

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