巨人 3連敗で再び貯金ゼロに…吉川の3号ソロだけ、わずか3安打 巨漢左腕バルドナードは被弾デビュー

[ 2023年7月15日 20:28 ]

セ・リーグ   巨人1―3ヤクルト ( 2023年7月15日    神宮 )

<ヤ・巨>6回、オスナにソロを浴びるバルドナード(撮影・村上 大輔)
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 巨人が3連敗で再び貯金なくなった。先発の井上温大投手(22)が4回73球を投げ2失点。1―2の6回には、この日に登録された新外国人左腕のアルベルト・バルドナード投手(30=前ナショナルズ3A)が来日初登板もオスナに一発を浴びた。打線は吉川尚輝内野手(28)が3回に放った先制3号ソロの1点だけ。わずか3安打に終わった。

 吉川の一発だけだった。相手先発・ピーターズの前に初回、2回と完璧に抑えられて迎えた3回。先頭の門脇が二ゴロに倒れた後に打席に立った吉川は、ピーターズが投じた2球目の外角高め直球を逆らわずに振り抜くと、打球はグングン伸びて左中間スタンドギリギリに飛び込んだ。6月23日の広島戦(マツダ)以来15試合ぶりとなる今季3号ソロ。チーム初安打となる一発で先制すると、ベンチの原監督も手を叩き称えた。

 吉川から貴重な援護を受けた井上だったが、4回に連打と四球でピンチを招き2点を失い逆転を許した。5回は船迫が無失点に抑え反撃を待った。

 しかし、1―2で迎えた6回だった。2番手・船迫に代わりマウンドに上がった新助っ人左腕・バルドナード。先頭のサンタナへの初球に151キロの直球を投げ込むと、最後は外角へのチェンジアップで空振り三振を奪う上々の立ち上がり。続く村上を直球で押し込み遊飛に仕留めた。だが、5番・オスナへの初球。ど真ん中に甘く入った直球を完璧に捉えられると、打球はあっという間に左翼スタンド中段に消えた。打ったオスナは確信歩き、バルドナードは打球を追い、マウンドに立ち尽くした。

 7回は菊地、8回は大江が無失点で抑えたが、最後まで打線は沈黙したまま、わずか3安打で3連敗を喫し再び貯金がなくなった。

 ▼井上 今日は真っすぐでも空振りが取れたり、調子が良かっただけに、粘り切ることができずに悔しいです。

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